高齢者の20%以上が睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群(SAS)になりやすい人

社会的にも認知されるようになったSASですが、研究が進むにつれ症状を起こしやすい身体的な特徴がわかってきました。肥満、短頭、小顎などで一般的には中年以上の年代が多くなっています。またSASを起こしやすい他の症状をみてみると扁桃腺やアデノイドの肥大などです。

いずれも呼気が通る上気道が狭くなることが原因となるもので、このために起こるいびきとも密接な関係があるといわれています。家族が無呼吸を疑う大きな理由に睡眠中にいびきが止まることがあるのはこのためです。

睡眠時無呼吸症候群に関する記事はこちら。

高齢者のSAS

65歳以上の健康な方を対象とした睡眠時のポリグラフ検査をおこなったところ、実に35%の人に無呼吸が発見され、その中の65%が100回以上の無呼吸があったと報告されています。

一晩に100回以上の無呼吸は完全なSASと診断されるわけですから健康体の方でも5人に一人以上はSAS患者がいるということです。更にこの方たちのほとんどが睡眠障害の自覚がなかったといいます。

薬剤治療の判断

SASは高齢者の睡眠障害の特徴にさえなっていますが、薬剤治療には問題があります。睡眠薬の投与は健康な成人でもSASを増幅させる危険性があることが指摘されているため、体力の落ちた高齢者には安易に投与できないというジレンマがあるのです。

家庭で安易に睡眠薬を投与することはなるべく避けたいですし、酒などと併用すると循環器系の病気や心不全などを起こす危険もあります。高齢者の症状に気付いたら早めに医師に相談することが大切です。

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